今年も最後となりましたので、自分の 2013 年の活動について振り返ってみます。
ちなみに去年の最後はenja-oss について書いてます。
それから「来年こそはもっと質の良いアウトプットしたいと思います。」と締めくくってますね。果たして私は今年、何をやっていたのでしょうか。。。
- 1 月〜3 月 翻訳と Backbone.js の SPA チュートリアル作成
- 4 月〜6 月 HTML5j エンタープライズ部(旧えんぷら部)に参加
- 7 月〜9 月 JJUG とのコラボレーション
- 10 月〜12 月 技術研究所へ配置換え
- 来年の活動
1. 1 月〜3 月 翻訳と Backbone.js の SPA チュートリアル作成
この間は、enja-oss にてひたすら stylus 関連の翻訳してました。
Javascript の勉強がてら、Airbnb の Javascript スタイルガイドの翻訳を行いました。
現在では 9 カ国語に翻訳されている、Airbnb のスタイルガイドですが、私の日本語版が最初ですね。
当時、Javascript どう書けばいいのか迷っている時期でしたので、このスタイルガイドの翻訳は自分にとって非常に良い活動でした。
https://github.com/mitsuruog/javacript-style-guide
おそらく密かに今年のアウトプットとしては一番のヒットだったのが、Backbone.js で SinglePageApplication を作るためのチュートリアルです。 現在では、自分でカンニングするほど w、当時そんなスペックが自分にあったなんて・・・信じられない。
https://github.com/mitsuruog/SPA-with-Backbone
当時、Bootstrap2.3 でエンタープライズ向けの Web アプリを作ってました。
Bootstrap は余白が多いので頻繁にカスタムする機会が多く面倒でしたので OSS にしました。3.0 対応は未定です。
https://github.com/mitsuruog/bootstrap-narrow
2. 4 月〜6 月 HTML5j エンタープライズ部(旧えんぷら部)に参加
この時期は、HTML5j エンタープライズ部の運営メンバーとして活動していました。
今の自分があって、ここまで努力できるのもコミュニティメンバーのおかげです。本当に感謝しています。
あまり、後先考えずに参加したのですが、結果としてその判断は間違っていませんでした。
この時期は黙々とコードを書いては思索する毎日でした。
中規模案件のフロントエンドを一切合切任される立場となり、はじめて、フロントエンドのエンジニアとして本格的に仕事をすることとなりました。
普段の鍛錬の結果が実務に本当に活かせるのか、自分との孤独な戦いの日々でした。
3. 7 月〜9 月 JJUG とのコラボレーション
この時期は社内でもフロント関連技術習得を目的としたコミュニティを作っていて、7 月に社内で初めて HTML5 関連技術の勉強会を開催しました。 そのとき未来のフロントエンジニアに向けて作った資料です。
7 月には会社のビジネスパートナー向けのセミナーで講演してます。
ちょうどこの当たりから社内で「HTML5」関連の講演とか頼まれるようになってきましたね。
ただ、この時期仕事の方がテラ忙しくて大変でした。
140 画面くらいのリッチな社内システム作っていて、フロント側 1 人(私 w)に対してサーバ側 30 くらいの体制でやってて、しかもバックエンドの技術支援とか共通機能とか作ってたので、自分が遅れる(デグレードも w)と開発が全部止まるというような、とにかく辛い立場でさんざん鍛えられました。
そのとき感じたのが、エンタープライズ現場のフロント力の低さで、今の自分の活動ポリシーである「進化し続けるフロントエンド技術とシステム開発の現場をいかに融合させるか! 」が生まれた時期でした。
忙しい傍ら、勉強がてら co-meeting の未読数を通知するだけの簡単な chrome の extentions を作りました。
https://github.com/mitsuruog/co-meeting-notifier
9/9 にエンタープライズ部と JJUG と共催で「Java×Web」をテーマに 200 人規模の勉強会を企画して行いました。いままでエンタープライズ部の企画は部長の川田さんが取り仕切っていたのですが、私が手を上げて企画しました。
参加者層を読み違えたので、勉強会自体はちょっとアレでしたが・・・
自分がエンタープライズ向けに伝えたかったメッセージはレポート記事などで伝わったと思います。レポート記事はこちらです。
業務系システムは今すぐ脱 Struts を!」業務システムエンジニアのための HTML5 勉強会#04 活動報告
4. 10 月〜12 月 技術研究所へ配置換え
10 月からは 1 年の期限付きで技術研究所へ配置換えしました。
実は、ずっと本気で転職を考えているのですが、あえて現職で頑張る道を選ぶことにしました。
(このことについてはそのうち記事にしようかな。。。SI の退職エントリ多いし)
この時期から社内外問わず講演する機会が増えましたね。
一番光栄に思ったことは 11/9 の JJUG CCC での講演機会に恵まれたことです。
普段、Java をやっている身として JJUG CCC に出て話をするなんて、夢のような話でした。
そのとき発表した内容がこちらです。
メンテナンス性の良い Web システムを構築するために Java とフロントエンドでやるべきこと
そうそう、11/9 の JJUG CCC の当日に Macbook Air が届きました。JJUG CCC も Mac で登壇しています。これまでずーと Windows&lenovo でしたが、今ではすっかり Macbook Air の虜ですね。
仕事では、とあるベンダー製 HTML5 関連の UI フレームワークの国内初事例に挑みながら、フロントエンドのテスト自動化など、HTML5 時代の開発現場の負担やリスクをいかに軽減するか模索する毎日です。
12 月に社内で Node のハンズオンとかやりました。資料はこちらです。 来年も、社内でフロントエンドのキーテクノロジについてハンズオンしながら教えますので、今後もリソース増えそうです。
https://github.com/mitsuruog/node_study
同僚が困ってたので、サクッと three.js のサンプルとか作りました。
https://github.com/mitsuruog/richo-theta-with-threejs
ざっとこんな感じですね。
うーん、去年の自分と比べると全くの別人なんですが、正直もっと頑張れたかなと。。。
もっと頑張れ自分。
5. 来年の活動
来年は、今年(前 Windows マシンが壊れて)できなかった JavaEE とフロントエンドのチュートリアルを完成させたいですね。 とりあえず Backbone.js で作ってますが、他に有名どこのフレームワークでも作ってみてエンタープライズ目線で検証・評価したいと思います。
テスト自動化についても、何らかの結果を出したいです。 それからいくつかフロント技術に関する論文を書いて発表したいです。
それから、活動のフィールドを変えます。
今年 1 年、エンタープライズ HTML5 の立場で活動してきましたが、フロントエンド技術のコアが Javascript と言うこともあり、ブラックボックス化が困難であり、企業としてマネタイズすることが難しいと感じています。
近い未来では HTML5 特需、IE11 対応特需など見込まれますが、やっぱり一過性のものかなと思っています。
という訳で、表では今まで通りフロントエンジニアとして活動していきますが、裏では、本当にお金になる HTML5 とは?ということをキーワードで活動していたいと思います。
来年こそはもっと質の良いアウトプットしたいと思います。
では、みなさん良いお年を。